昨日は接着芯を買いに来てくださったCさん。
カットをしながらおしゃべりをしていると、別の方がご来店くださいました。
初めてのご来店の方だなぁ…と思いながら、この時、お客様の雰囲気からふと気付きました。
後でお声がけしよう。
その後お会計をしていると、
「木綿子さん、私、ねこ作ってみたいんですよね〜。」とCさん。
!!!
「そうそう!私も作ってみたいんです〜!」
ビックリしながら、私も言葉を返しました。
なぜ驚いたかというと。。。
先程ご来店くださったお客様を見ると、布を見ながらニコニコされています。
私は思わず、「ですよね!!!」とお声掛けしてしまいました。
そのお客様は、木曽で伝統的な防寒着の「ねこ」を作り、教えていらっしゃる二宮美香さん @gomagoma0205 だったのでした。
色んな方々がご縁を繋いでくださり、つい先日、美香さんが12月に多多にご来店くださるかも…のお話を伺っていたのです。
昨日のこのタイミングで、Cさんがねこ作りの話題を出してくださったこと!
私の拙い文章では伝わりきらないと思うのですが、あの瞬間、お店の温度が3℃くらい上がったような感じになりました。
ここからは、夢のようなひととき。
真綿(絹糸にはならなかった繭をほぐして作った綿)を使ったねこは、厚さは1cmもないくらいの薄さ。
そして驚くほど暖かで。。。
たまたまのタイミングで昨日は完成品のねこをたくさん車に積んでいらした美香さん。
是非に!とお願いして、急きょ多多にてねこのお店が開かれました😽
Cさん。
気に入った一着を見つけ、ご試着されました。
写真を撮り忘れてしまったのですが、こちらのねこの内側の布には鳥獣戯画の柄が。
何とも粋なねこ!
肩紐の長さをCさんのサイズに合わせ、美香さんが手縫いでパパッとお直しを。
「作る前に手に入ってしまった〜♪」と、とても嬉しそうだったCさん。
傍で私もほこほこした気持ちでした。
—
pic2の美香さんがセーターの下に着ていらしたのが、こちらのねこ。
重ね着していることに気づかないほどの薄さ。
解いた着物地で作るねこ。
表地と裏地の組み合わせを選び、長め・短め、そして自分の体格に合わせたねこを作る楽しさ。
美香さんからじっくりとお話を伺うことが出来ました。
来年の2〜3月頃。
多多に美香さんを講師にお迎えして、「マイねこ作り」のワークショップを開催させていただく予定です。
ねこを作ってみたい!と思っていらした皆様、どうぞ楽しみにお待ちいただけたらと思います。
美香さんと、この夢を叶えるまでのきっかけやご縁を繋いでくださった皆様に、心からの感謝を🐈