おはようございます。
洋裁と愉しみ 多多。
今日は、9:30〜17:00の営業です。
いつもありがとうございます。
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昨日の法務委員会の審議で、各入管施設には毎月の「送還目標人数」が設定されていることを知りました。
「送還」ありきの入管庁に、難民の「保護」が出来るのかどうか甚だ疑問です。
入管庁が増えて大変なんだという送還忌避者の人数の「累計」。
もちろん出国する人もいる訳で、「累計」の数字の詳細(出入り)について、ずっと「統計を取っていない」と言っていた入管庁側でしたが、昨日の野党法務委員の質疑からその数字があることが分かり、統計を作り次の法務委員会に資料を提出するという答弁をやっと引き出せました。
政府と入管庁が、テロリスト、重罪犯罪者と並べて語る送還忌避者の言葉。
大きな数字を掲げてあおる不安感。
その裏にある事実を、必死に検証し、突き止める国会議員と民間の方々がいらっしゃいます。
国民主権の下、選挙で国会議員を選び、このような議会の場になるという一つの事実です。
選挙権と選挙の意味を、今改めて考えます。
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そして、昨日までのもう一つの動きを。
◆5月12日(金) 参議院本会議
日本維新の会の梅村みずほ議員は、党から原稿内容の最終確認を受けた上で
・ウィシュマさんの「詐病の可能性」
・支援者の「仮放免への教唆」
を述べる、代表質問を行った。
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◆5月16日(火)・5月18日(木) 参議院法務委員会
梅村議員は両日とも、
・ウィシュマさんの「詐病の可能性」
・支援者の「仮放免への教唆」
を繰り返し訴え、質疑し続けた。
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◆5月18日(木) 夕方
日本維新の会は、梅村議員を法務委員会からの更迭を発表し、ウィシュマさんの遺族と関係者へ謝罪。
更迭の理由は、
・党の指示に従わず、5/16火・18木の法務委員会で不適切な質疑をした
とのこと。
「党の代表」として「党の考え」を本会議で発言した梅村議員を、質疑内容について指示をしたとしながらも、その後、維新の会の法務委員として2日間の質疑をさせた。
入管法と野党の対案を通し、日本の国の在り方、入管庁の在り方を問う審議をする中、”民間の支援者の在り方”なる一般人に対する人権侵害も甚だしい論点のすり替えをし続けた日本維新の会の姿勢に怒りを覚えます。
あの2日間の審議の時間は、二度とかえってきません。
政府、入管庁、与党・野党の国会議員の方々。
この法案審議には、人権と人の命がかかっています。
どうか真剣に審議してください。