先月から、お客様が選ばれるときに貝ボタンを広げるお皿が替わりました。
青みがかった白いお皿の上で、貝ボタンの個性も踊ります。
ヨーロッパでジャポニズムとして日本文化がもてはやされた江戸後期から明治初期に、日本からフランスへ輸出された伊万里焼とのこと。
海外へは渡ったことがなかっただろう職人さんが、フランス人の生活様式に合わせて作ったお皿。
200年近く前の文化の交流や、当時の手仕事の息遣いが近くにあるようで、眺めたり触れたりする度に、いいなぁいいなぁという気持ちが広がります。
下諏訪の「古道具 のふて」さんが探してくださいました。
今、松本市元町の本・中川さん @honnakagawa では、「のふて3」と題した企画展を開催中です。
私もワクワクを抱えて伺おうと思っています!
2枚目の写真は、先日友人がプレゼントしてくれた古い布です。
使い込まれた古い醤油の搾り袋と、スウェーデンのオールドリネン。
褐色のグラデーションや、焼けた縁の色。
働いてきた布の格好良さといったら!
このまま使う?
形を変える?
答えが見つかるまで、布と相談しようと思います。