今月のMonthly Fabricで入荷した、レーヨン100%の生地。
一般にレーヨン100%の生地は水を含んだ後の収縮率が高めで、耐久性が低くなっていき、風合いの変化もある…と、クセが強めの性質を言われます。
その繊細さはどんな感じなのか、独自で実験してみました。
今のところの実験結果は、下記の5種類です。
鉛筆で12cm角の正方形を描き、実験後のサイズを比べてみました。
(乾燥方法は、全てペーパータオルに挟んで水分を取り、自然乾燥させました。サイズ計測のため、乾燥後に中低温のアイロンを軽く当てています。)
① 2時間水に浸けっぱなし→乾燥
② 宮坂クリーニングさんで購入した、シルクも洗えるという”海をまもる洗剤wellwash”で短時間の手洗い×1回
③ wellwashで手洗い×2
④ 一般的な合成洗剤”NANOX”で手洗い×1回
⑤ NANOXで手洗い×2回
5種類の収縮率を比べてみたところ、
【収縮率高】⑤>④>③②>①
でした。
ただ、縮んだ率は他の木綿や麻とあまり変わらない印象があります。
高温乾燥を避ければ、サッと短時間の手洗いで扱えそうな感じに思いました。
肌触りは、①以外はほんの少しツルンとした感じが減ったような気がします。
それでも依然としてしなやかで柔らかい印象。
多多店主の個人的な感想としては、今回のMonthly Fabricのレーヨン生地は、ホームクリーニングが可能かなと思いました。
汗をかく季節に肌に直接触れる物であれば。
自分だったら、すすぎもさっと済ませられるwellwashで洗おうと思います。
お洒落着であれば、プロのクリーニング屋さんにお任せする。
こんな風にクリーニング方法を変えて、レーヨン着を一着。
いかがでしょうか?
実験サンプルは店頭に置いてあります。
お手に取ってご覧ください。