おはようございます。
昨年末に千葉県の実家に帰省した際、つくろい東京ファンド職員の武石晶子さんを頼って、12月28日に東池袋中央公園で実施された「ほしぞら医療相談会」のお手伝いをさせていただきました。
「ほしぞら医療相談会」は、NPO法人TENOHASI(てのはし)さん @npo.tenohasi が毎月2回同公園で開催している炊き出し会場にて、武石さんがコーディネートの中心となり、医師や看護師、そして市民のボランティアが参加して開催している、路上生活をされている方々や生活に困窮している方々への医療相談会です。
この日は弁護士さんや社会福祉士さんも参加され、生活相談を受けているブースもありました。
事務所で武石さんや他のボランティアの方々と合流し、配布物の小分け作業などの準備をして、荷物を車に詰め込み公園へ。
公園に到着したら椅子やテーブルを並べ、消毒をし、夜空の下で手元を照らすためのライトや記録を取るための文房具を用意。
準備がひと段落した時に公園の様子を一枚写真に撮りました。
夕暮れ時に灯るライトが綺麗ですよね。
私は全く気づいていなかったのですが、この時既に、公園を取り囲む木立の中の遊歩道沿いには、もう何百人もの方々が配食の順番待ちに並んでいらっしゃっいました。
医療相談会場の設営が終わった後、並ばれる皆さんにカイロを一つずつお渡しする手伝いをすることでその行列に気づきました。
東池袋中央公園は、池袋駅のすぐ側。
美しいと感じた夕暮れの光景と、配食を待たれる方々の長い列。
大都会の真ん中で目の当たりにした「今」です。
ふと手が空いたタイミングで、一人の年配の男性に話しかけられました。
その男性は、日中に新宿で行われた炊き出しに並び、夕方は池袋にいらっしゃったとのこと。
私に「何でこんなボランティアなんかするの?一つもお金にならないでしょ?何でなの?」と、何度も何度も訊きます。
同じ人間だからですよ、とお伝えしようと思ったのですが、私が発しようとする言葉に重ねて「何でだ?」と繰り返されるので、私も何度も何度も考えました。
「私が困った時には助けて欲しいからですよ。」
おじさんに何度も訊かれる中で見つけた自分の思い。
ご縁があって初めて参加したお手伝いでしたが、ここのところ大切に思う「誰かのために生きること」は、結局「自分のために生きること」でもあることをおじさんが繰り返す質問で気づかされました。
「長野から来ましたよ。」と言ったら「何呑気なこと言ってんだ〜。」と言われたけれど、またあのおじさんに会いたいな。
また「何でだ?」と訊かれたら、また何度も「自分のためだよ。」と伝えたいです。
洋裁と愉しみ 多多。
今日は、9:30〜17:00の営業です。
いつもありがとうございます。