12月21日(土)の最終営業を終えた後、16時から「聞いて話して食べる会」を開催しました。
私自身、2021年に入管施設で亡くなったウィシュマ・サンダマリさんの痛ましい事件や、入管法改定の問題などを知り、日本で暮らす外国籍の方々に対する酷い人権侵害に胸を痛めてきました。
そして、その状況は長く続いてきていたこと、その数はどんどん増え、深刻な人権侵害が続いていること。
当事者が日本社会の中で弱い立場にあり声を上げられず、すぐ側でサポートされている方々は支援することで精一杯であること。
様々な出会いを通じて肌身で感じるようになりました。
知らなければ、日本人はほとんどの方が素通りできる問題かもしれない。
それならば知ることから始める場所を作ってみたい、一緒に考えてくださる仲間を増やしたい。
そんな思いで今回のお話し会を企画しました。
お話をしてくださったのは、一般社団法人つくろい東京ファンド職員の武石晶子さん。
命からがら日本に逃れてきた外国籍の方々が直面する状況や、特に困窮を極めている「仮放免」という立場にある方々について、また、つくろいさんの支援活動内容や、つくろいさんに集う難民・移民の方々とのお食事会の様子をお話しくださいました。
お話し会の参加者を募集し始めた当初は、正直に言うと2日間全く反応が無くて、ドーンと気持ちが落ちかけました。
でも友人が声を掛けてくださったり、お店を経営される方々がチラシを貼って案内してくださったり、新聞記者さんが急いでイベントの記事を書いてくださったお陰で、当日には定員を超す人数のご参加をいただきました。
武石さんのお話しの後には、沢山の質問もお寄せいただき、この社会課題がさらにクリアに見えるように私自身も理解を深めることができました。
「今まで難民の方々のことに目を向けてこなかったけれど、私も参加して良いですか?」と言ってお申し込みくださった方々も複数いらして、「ぜひぜひ!」とお伝えできたこと。
今年のこの一歩目を忘れず、心のお守りとして大切にしようと思います。
「聞いて話す会」の後には「食べる会」と称して、クルドのお料理を皆さんと一緒に食べました。
大勢の方に美味しかった〜と言っていただけてホッ☺︎
帰宅後には「文化を知ることから、人を理解できて、距離を縮められると素敵だなぁ!」との嬉しいご感想もメッセージでいただきました。
異なる文化でもきっと理解し合える。
お互いを尊重し合い、色んな国の方々と心通う隣人になりたい。
そんな願いを込めて、また来年も「聞いて話して食べる会」を開きたいと思います。
ご参加くださった皆様、
そして心を寄せてくださった皆様。
お話をしてくださった、つくろい東京ファンドの武石晶子さん。
食べる会を支えてくださった難民支援協会 @ja4refugeesの田中志穂さん。
企画開催のお知らせと準備・運営に力を貸してくださった皆様。
そして多多に足りない椅子を沢山貸してくださった本・中川 @honnakagawa の美里さん。
心より感謝申し上げます。
本当に本当にありがとうございました!!
最後までお読みくださりありがとうございました。
多多は2週間の冬季休暇をいただき、新年は【1月7日(火)】から営業いたします。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
どうぞよい年をお迎えくださいませ。