5月にスタッフ内で発足した、多多シネマ倶楽部。
楽しみにしていた第1回目は『青春』。
昨日観に行って来ました。
街の縫製工場で出稼ぎ労働をする、農村部生まれの若者の日常を追ったドキュメンタリー。
過酷な労働・生活環境(多分これは私目線の言葉であることを大いに自覚して使います)の中、笑い、怒り、恋をしながら生きる日々。
「あんたは本当にケチ!」と雇用主に言葉をぶつけて賃金交渉をする逞しさ。
大量生産、大量消費の奥に見える社会ではあるのだけれど、彼らの生そのものが愛おしく目に映りました。
政治、宗教、環境、社会。
あらゆる問題を語る前に、最中に、後に。
その奥に生きる人々の営みにも思いを馳せたい。
その上で自分の生き方を選んだり、考えたりしたい。
そんなことを思いました。