昨日今日と、難民についてのニュースを目にした方も多いと思います。
昨日6月20日は、国連が定めた「世界難民の日」です。
パレスチナで起きていることを、自分に置き換えてみたいと思います。
武装した見知らぬ人々が突然我が家にやって来て、「今日からここは我々の家と土地だ。」と言って、今すぐに出ていくように強制される。
日々営んできた店も破壊されました。
(パレスチナ・ヨルダン川西岸地区で起きています。)
我が家には犬と猫5匹が居て、夫と息子は会社と学校へ行っています。
長野には親戚も居ません。
私は途方に暮れるでしょう。
「こんなことはおかしい!」と訴えるための行政や司法も機能せず、声を上げたら逮捕されるか
もしれません。
私はどうしたら良いですか?
パレスチナ・ガザ地区の面積は【365㎢】
私の住む安曇野市の面積は【332㎢】
ガザ地区の人口は【2220000人】
安曇野市の人口は【96600人】
同じくらいの広さの土地に、20倍以上の人口のガザ。
人と建物がひしめき合っている場所に、何百、何千、何万発ものミサイルや銃弾が襲うだなんて。
戦争犯罪において。
裁かれるべき人は、全て裁かれるべき。
私ももちろんそう思っています。
でも、日本政府や上川陽子外務大臣や一部国会議員が固執しつづける言葉の冒頭の「イスラム組織ハマースによる昨年10月7日の…」に起点を置くことは、イスラエル軍によるこの無茶苦茶な攻撃の正当性を担保しているようにしか思えないのです。
パレスチナの大勢の人々の死は、仕方がないことなのですか?
国と人生を占領され、抑圧や迫害に怯え続けながら生きてきた歴史は無視するのですか?
世界に500万人以上いるというパレスチナ難民。
今、目の前の戦禍で更に増えるのは目に見えています。
日本政府が歴史と現実から目を背けることなく、人道支援に動くことを強く願います。