おはようございます。
昨日の閉店後。
映画『荒野に希望の灯をともす』を観に行きました。
アフガニスタンとパキスタンの国境あたりに住む人々の暮らしを目にし、医師である中村哲さんは、同じ人間としてあまりに不平等な現実に怒りを覚え、劇中の言葉を借りると、復讐として「実(じつ)をもって報いよう」と、医療活動や荒野の灌漑工事に身を捧げます。
干ばつで生業を失い土地を離れていた人々も、中村さん主導の工事を手伝おうと元の場所に戻って来て、一緒に汗を流します。
その最中、911同時多発テロの報復としてアメリカのアフガニスタンへの攻撃が始まりました。
中村さんたちの頭上を飛ぶ米軍ヘリから、灌漑工事の現場も自動小銃の攻撃を受けます。
被害は免れましたが、「危なかった…」と語る中村さん。
決して忘れてはならないのは、このアメリカの攻撃に対し、日本政府は支持を表明していたこと。
911のテロの後、中村さんは国会の参考人として招致され、アフガニスタンの実情と生きようとする民の声を訴えますが、日本は攻撃を支持。
時の政府の外交の駆け引きや政策方針が、アフガニスタンを苦しめ、更に混乱に陥らせたことを胸に刻みました。
閉じ込められた壁の中。
イスラエル軍からの攻撃で、虐殺され続けるパレスチナの人々。
生きる権利を奪われたまま、仮放免の状況に置かれ続ける人々や、入管施設に収容され続けている人々。
国内外の圧倒的な不平等も今、私たちの目の前に。
洋裁と愉しみ 多多。
土曜日の今日は1時間長く、9:30〜18:00の営業です。
いつもありがとうございます。