おはようございます。
洋裁と愉しみ 多多。
今日は、9:30〜17:00の営業です。
いつもありがとうございます。
– – –
佐々 涼子様
近しい人と話すように、
社会の中の一市民として対話をしたい。
4月。
入管法についてもインスタグラムで触れるようになりました。
5月。
大学時代の後輩の望さんから、「佐々さんの『ボーダー』を読んでみて欲しい」と、教えていただきました。
移民と難民にまつわる日本の時代的背景や、行き着くところ排他主義なのではと頭を抱えてしまう日本の現状。
そして、そんな中でも生き抜こうとする当事者の方々と、必死に支え、社会を変えようと努力する支援者の方々。
『ボーダー』から日本の今を教えていただき、私自身の生きる意味も深く考えるようになりました。
本の中には、「おかしい」と思う日本の現状があり、沢山の付箋をつけ、お店の真ん中にディスプレイしています。
付箋の色は変わってしまいましたが、入管法は改定され、状況は良くなるどころか深刻になっています。
それでも今と未来を諦めたくないのは、佐々さんが書いてくださったルポタージュで現実を知り、「人間とは」という大きな問いをいただいたからです。
自分にも役割があるはず。
ずっと考えています。
11月。
最新刊のあとがきに、お別れの言葉があることを知りました。
読む前に、私も言葉を残したいと思いました。
多くのことを教えてくださった、佐々さんに。
心からありがとうございます。
洋裁と愉しみ 多多
松井 木綿子