先週の土曜日の夜。
NHKの土曜ドラマ「やさしい猫」の第2話を観て、自分自身の中の差別心に気付かされ、衝撃を受けました。
主人公家族の一人ミユキさんが、自分の母親にクマラさんを紹介した時、「日本語が上手なんだ」と伝えます。
他の人にクマラさんのことを話す時には「ちゃんとした自動車工場で働いているんだ」とも紹介していたミユキさん。
第2話の終盤で、クマラさんがどれだけ日本に馴染んでいるかを相手に伝え、ミユキさん自身が安心感を得るためにそんな紹介をしていた、という差別心に気づきます。
その場面を観て、私もハッとしました。
日本で出会った外国人の友だちに「日本語が上手だね」とか「納豆食べられるの、凄い!」とか、「日本の文化を知っている・馴染んでいる」と、半ば褒め言葉のような気持ちで言ってしまったことが私にもあったのではないか。
その他にも「この国の人は、こういう人物なのではないか」という、国籍や人種に対する固定概念や思い込み。
そのような「人と関わるとき、相手を差別したり、傷つけたりする意図はないのに、相手の心にちょっとした影をおとすような言動や行動」を「マイクロアグレッション」と呼ぶそうです。
(↑ごめんなさい、訂正しました🙇♀️9:13追記)
『IDEAS FOR GOOD 社会をもっとよくする世界のアイディアマガジン』のこちらのページに、「マイクロアグレッション」についての分かりやすい説明がありました。宜しければご覧ください。
NHK土曜ドラマ「やさしい猫」第3話。
突然入管施設に収容されてしまったクマラさんと家族の戦いが始まります。
今晩22時スタートです。
一人でも多くの方に、一緒に視聴していただけますように。