おはようございます。
洋裁と愉しみ 多多。
土曜日の今日は1時間長く、9:30〜18:00の営業です。
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多多のインスタをお読みくださり、本当にありがとうございます。
入管法のことについて書き始めてから、店頭で、アトリエで、DMなどのメッセージで、何気ない会話の中で、多くの方から声を掛けていただいています。
顔も出せずにいる仮放免中の方々や入管施設に収容中の方々の声なき声、そして非人道的な扱いを受けてきた外国籍の方々を支援し続けてきた方々の叫ぶような声に、皆さんが心を寄せていらっしゃるのを感じています。
時代が進み、色んな情報にアクセスしやすくなりました。
時に目を覆い、耳を塞ぎたくなるような状況を知ることがあります。
黙っていればマジョリティ側である人々は、その後もしばらくは平穏な日々を暮らせるかもしれません。
そこに本当の平和や幸せがあるのか、問いかけられている私たちの今です。
昨日の夕方。
最後のお客様が帰られた後、店内で13時からの参議院本会議のアーカイブを視聴しました。
見せ掛けの数字を並べて、この国の非人道的な振る舞いに正当性があることを述べる政治家の言葉は、入管を取り巻くこれまでの問題そのもの。
鏡のように感じました。
昨日の議会における、改正案に賛成の立場である日本維新の会の梅村みずほ議員の発言です。
(支援者からのアドバイスを受け、名古屋入管で亡くなったウィシュマ・サンダマリさんは)
「医師から詐病の可能性を指摘される状況につながったことを否定できません。」
「難民認定要件を満たしているのに不当に長期収容されているのではないか、弱い人を助けたいという支援者の必死の手助けや助言は、場合によってはかえって、被収容者にとって、見なければ良かった夢、すがってはいけない藁になる可能性もあると考えます。」
亡くなった方を貶め、支援者も冒涜する聞くに耐え難い発言に、怒りに震えました。
梅村議員は2019年の参議院議員選挙で、大阪でトップ当選した方です。
このまま、入管法改正案を成立させますか?
日本をどんな国にしたいですか?
昨日の夜は、国会正門前で行われた「入管法の改悪に反対する大集会」のライブ配信を見守りました。
4000人の方々が集まったそうです。
仮放免中の方を支援し、政府側が語るまやかしの数字についてTwitterで「入管の数字マジック」として淡々と語り続ける西山温子弁護士も登壇され、その言葉に想いを共にしました。
きっと貴方も知っていらっしゃる、あの人もこの人も、集会にメッセージを寄せていますよ。
あちこちに動画がありますので、宜しければご視聴ください。
今日の写真は、写真家濱谷浩さんの「ホンヤラ洞で歌う子供たち」。
アトリエに飾っています。
彼もまた、生涯を通じて「日本人の在り方」を問い続けた方でした。