おはようございます。
昨日は、久しぶりに電車に乗って出掛けました。
電車が松本駅に到着した時の、
「まつもと〜 まつもと〜」
という、どこか懐かしい響きのアナウンス。
いつも、良いなぁと感じています。
今年は久しぶりのご帰省で、このアナウンスにホッとされる方も多いかもしれませんね☺︎
気忙しい師走ですが、年末年始を楽しみに。
体調や事故に気をつけて過ごしたいものです。
今日は、9:30〜17:00の営業です。
今週もよろしくお願いいたします。
先週土曜日は、2回目の「六ツ目編み平かご作りワークショップ」が開催されました。
黙々と、でも熱く、力を込めてギュッと編んだ皆さんのカゴは、講師の百瀬さんとほぼ同じ大きさに👏
(初心者の方が作ると六ツ目が大きめに編まれ、サイズも大きくなる場合が多いのです。)
「カゴらしくなってきましたね!」と、難しい立ち上がりの部分も楽しそうに編んでいたWHさん。
他の皆さんが指に切り傷を作る中、無傷で完成までたどり着いた唯一のご参加者でした☺︎
真竹のかご編みを大分県で習ったことがあるというAさん。
六ツ目編みがとても美しく、見惚れました。
学ばれた考古学のお話もあまりに面白く、半日では時間が足りず。。。
根曲がり竹は食材としか思ってなかった、と笑って話してくれたのは、私の高校の同級生、Sさん。
出来上がった平かごを使って、小料理屋ごっこをしたいとのこと。
その時はMY平かご持って、お邪魔します!
伝統工芸の進路を考える17歳のHHさん。
講師の百瀬さん @momose_bailai に質問も重ねながら、力強く編んでいました。
帰りの車の中で、「楽しかったー!!」と叫んでくれていたとのこと。
ワークショップを開催して良かったなぁと、ジーンとしました。
ご参加くださった皆様、そしてご指南くださった百瀬さん。
本当にありがとうございました!
六ツ目編みは、数学、幾何学だとおっしゃる百瀬さん 。
その六ツ目編みは、縄文時代から編まれていた…という話になった時、考古学を勉強していらしたご参加者のAさんが、本を紹介してくださいました。
『縄文人の植物利用』新泉社
工藤雄一郎/国立歴史民俗博物館 編
こちらの本に、東村山市の下宅部遺跡で見つかった六ツ目編みの写真が載っていました。
他にも、網代編みや飛びござ目編みなどの遺物も。
縦長のかごも、佐賀県の東名遺跡で見つかっています。
なぜ縦長なのか興味があって少し調べたところ、縄文時代は土器の中にかごを入れて蒸し料理もしていた痕跡があるとのこと。
もしかしたら、このかごも⁈
そして、綯った縄の遺物も。
幾何学を理解し、編んだり、綯ったり。
生活に必要な物を、自分たちの手で生み出していた縄文時代。
六ツ目編みのかご作りを通して、縄文人への尊敬の思いが深まりました。